時給で考えてみる


どうもあだちです。
「しろうとが考える経済学2」のお時間がやってまいりました。
あ、その前に。ホシヲおっす!


今回はうってかわって僕たちの生活に密着した内容で書いてみるよ!
そんな内容だからね。文体もキャッチーなんだ。
とっても安直だなぁ!


さて僕たちは毎日とにもかくにも
どこでどれだけお金を使うか迷いながら生きているんですが、
どうしようか迷った時に僕がいつも考えるのは
「時給にしたら、いったい幾らなんだ?」
ということ。


自分で何でも作っちゃうのが好きな僕は、いざ何かがほしくなった時
「作るのがいいのか、買うほうがいいのか」
でまず迷います。
例えば簡単な棚が欲しくなった時に
材木を買ってきて作ったほうがいいのか、
出来上がってるやつを買ったほうがいいのか。
そういった時に便利な考え方として
「時給で考える」という手段をご紹介したいのです。


棚を作るのにかかる時間が材料購入・掃除等を含めて3時間。
材料費が1000円。
買えば3000円。その際に選んだり移動したりする時間が1時間。
仮にこう予測ができたとします。
最もシンプルに考えるなら、つまり
買ったほうがクオリティが高いとか、
自分で作ったほうが欲しいサイズぴったりの物が手に入るとか
そういった「モノとしてどちらが魅力的か」を考慮に入れない場合、
購入にかかる1時間を差し引いた2時間で
購入費と制作費の差額の2000円を稼ぐことになります。
つまり時給は1000円。


タクシーなら20分で3000円かかる距離を歩いたら80分かかるとします。
あなたは今、1人です。
さて、歩きますか?


【答】
80分も歩くのしんどいって考えて、タクシーに乗っちゃいけませんよ!
この場合にも、上の考え方が適用できるんです。
差し引き60分で3000円浮く。
「歩く」という超単純な労働を1時間20分するだけで3000円浮くのです。
ぼーっとしてビール飲みながらできる仕事だし、いつでも休憩が取れる。
そんなんで時給3000円の仕事なら、ちょっとくらいしんどくても
やるべきだと僕は考えますね。


ただ、2人だと1人アタマ時給1500円。
3人だと時給1000円。
こうなると迷いますね。しんどいし。


もっと短い時間でもこの話はあてはまります。
例えば徒歩12分、タクシーなら2分で600円かかるとします。
この場合、差し引き10分で600円稼ぐわけですから
その12分の徒歩は時給換算でなんと3600円。
時給3600円の仕事なんてやってる人、そんなにいるでしょうか。


主婦の方にこの考え方がお勧めなのは、
ちょっと遠くに出れば安い店がある、なんてケースですね。
徒歩10分の場所にあるスーパーAでコーヒー豆が300円。
徒歩20分の場所にあるスーパーBで同じ物が特売で200円。
他に目ぼしいものは無かったとします。
コーヒー豆は1個だけほしい。まぁついでに他の買い物もあるから。
こんな時、どっちに行きますか?


【答】
コーヒー豆の特売だけを目当てに
わざわざスーパーBに行っちゃいけません!
往復差し引き20分で100円を稼ぐ、
つまり時給たったの300円で働くことになるわけです。
同時に3つ買って時給を900円にひきあげるしかありません。


と、こんな風にいろいろ工夫次第で便利な考え方です。
ぜひやってみてくださいね!
まぁ結局そう考えても迷うものは迷うわけで、
考えたり迷ったりしている間の時給はゼロなんですけど。


ではでは