携帯って。


こんにちは、あだちです。
怖い物は、携帯電話です。
いやいやお世話になってますよ。ものすごく。
これが無かったら死ぬんちゃうかなってくらいお世話になってます。
でも怖いもんは怖い


巷でよく言われてますが、携帯社会になって
とにかくみんな待ち合わせの約束を守らなくなった。
5分くらい、10分くらい遅れそうでも携帯があればおっけい
携帯がなかった時代の待ち合わせはそりゃシビアでした。
ヘタすりゃ会えない。
待たせてるから、急ぐ。
それを
「10分遅れます!ごめん!(謝ってる顔文字)」
で、なんとなく辻褄があってしまう。


でもこれはこれで成り立ってるから良いと思うのです。
「待ち合わせ」が進化したと思えばいい。
携帯があっても無くても、約束をちゃんと守ればいいだけの話なんだから。
どうしようもない時の最終手段があるのと無いのとじゃ全然違う。
昔なら、
「1時間経っても戻って来なかったら死んだと思ってくれ」
って感じだったもんな。


で、僕が「携帯怖い」って言ってるのはとかく仕事面です。
休みが休みじゃなくなる。
これ、みなさん実感としてあるのではないでしょうか。
休みの日でも、あなたしかできない/わからない事件があると
すぐ電話がかかってきてしまう。
責任のある持ち場があると、休みの日でも緊急の電話がかかってくる。
で、電話を取らないとえらいことになったりする
みたいな
例えば僕の例で言うと、「まさかっていう機材が壊れた」って場合
休みの日でも走って店に行くしかないのです。


世の中の「休日」は携帯電話が普及しだしたたった15年ほど前より
その純度を驚異的に落としていると思う。
休みが休みでなくなる。
休んでないのだ。毎日休み無しで働いているのだ。
そりゃ、みんな疲弊していくわな。


もう携帯社会を15年も生きてるんだから
そろそろこの現状に適応していくべきだと考えるのです。
残念ながら、携帯電話を滅ぼすことはできない。もう後戻りできない。
携帯電話が悪いんじゃない。
携帯電話によって大事なところがピンボケしてしまってるのだ。
いま、ありえない速さで常識が変化していってることを
ちゃんと受け止めなくちゃならない。
俺はとてもとても苦手


具体的にどうするかっていうと、それは簡単なはず。
携帯電話がなくても大丈夫なシステム作りをするのです。
僕の先ほどの例で言うと、
自分以外のスタッフに俺と同じだけの修理技術を教えれば良いのです。
僕にしか分からないことをどんどん減らしていく。
それだけで僕の休日は純度を取り戻していくわけで、
それは、携帯電話が無い時代に良い仕事をするためには当然のことだった。
携帯電話のせいばっかりにしてはいけないな。


僕はやってないけど、ブッキングの仕事は「携帯ありき」なので大変だと思う。
休みの日にもほうぼうから電話がかかってくる。
対外的なものは難しいかもしれない。
ただ、それ以外の部分には改善の余地があるかもしれない。
そこを掘り下げていくと、いいかもしれない。


簡単じゃねぇなあ