改装終了。


こんにちは。あだちです。
改装が完了しました。


改装に主に携わっていたスタッフは
「おー、広い!こりゃ広くなったワイ」
とテンション激上がりしていたのですが、
事務所の反応は案外冷静で、
「んー、ちょっと広くなったかな?わかるわかる」
みたいな感じ。


そんな二つの気持ちで板ばさみになられたのでしょうか。
web担当の廣瀬さんの「おしらせ」欄
「ステージと客席の一部を少し拡張する工事が終わりました。
若干ですが雰囲気の変わったFireloopに、ぜひ遊びに来てみてください。
ステージも少し広くなりましたよ!」
というコメントが涙を誘います。
アンタ、(俺の次に)テンション上がってたやん(笑)


髪の毛を切った時、案外だれも気付いてくれないのに似てます。
けっこう変わったと思うんだけどなあ。


PAの仕事というのは、このように
人から見れば「ちょっと変わったかな?」のオンパレードで
例えば、すごい機材を導入したり
革命的なシステムを思いついて実行したりしても
なかなか気付かれないものであります。
バンドも結構それで、アレンジを劇的に変えたりしても
案外誰も気付いてくれなかったりする。
昔、僕がバンドやってたころ
今まで全部ハードロック風だったのに対し
3拍子の新曲(民族風)をたたき出してみたところ
お客さん誰も「新曲があった」ということに気付かなかった
そんな苦い経験があったりなかったり。


つね日ごろ感じるのは、「提供側」のそういった切なさ。
でもね。それに負けてはいけません。
考えてみてください。
テレビゲームのことを。
僕ら普通の人からは想像もできないような
ものすごい新技術が惜しげも無く投入されていく。
ゲームやる側にとっては、それはどうでも良くて
ただ単に「おもろい」「つまらん」
で片付けられていく。


格闘ゲームを例に取ってみますと、
キャラクターが10人いたとして
10×10(同キャラ対戦含む)=100通りの
バランス取り、バグ取りをしているわけですよ。
最近のは、30人くらい出てきます。
900通りか。げー


ハメ技は無いか。こういう戦法を取れば
リュウダルシムに負けないとか
そういうのんが無いように。
物凄く上手い奴2人が対戦した時、
明らかにどっちのキャラが強いとか、あってはならんのです。
何万人もの超ゲーマー達が数年やりこんでも
そういうツッコミしろが無いような
完璧なゲームバランスを取る。
ほんま、もうそれはそれは完璧にです。
この世に完璧なものが存在するとすれば、
それは格ゲーだと言いたい。
ストリートファイターⅢ3rdインパクトだと言いたい。


思いっきり話が脱線しましたが、要するに僕が言いたいのは
受け側にとっては、製作側がどんなに頑張ろうが関係ない。
良いものは良い、ダメなものはダメ。
「頑張り」が「良いもの」に昇華するためには
並大抵の頑張りでは全然足りない。
何をするにも、それくらいの覚悟でいきましょうよ。というお話。


最初の改装の話、関係なかった。


カプコンくらい頑張れば
凄いPAになれるんでしょうね。
んー。ぜんぜん頑張りが足りてないなぁ。