ボクは岬太郎

ある日、帰宅途中の電車内のお話。僕の隣りにカップルズが座っていたのだが、彼女さんの方が絶望的に泥酔しとる。パーフェクト無防備。完全に全身脱力状態。精一杯彼女さんを介抱し、かつ、周囲にも迷惑をかけないように頑張る彼氏さんが不憫過ぎたのだが、どうやら助けても金品等の謝礼は期待出来なさそう、と判断するやいなや、我関せずとばかり高速狸寝入りに移行した僕はまさにコンクリートジャングルを生きる現代人の象徴なのか。
そう言い残して、彼はその答を探す旅に出ましたが、僕らは人生という長い旅路のどこかで再び巡り会うだろう。

もう、何がなにやら。