袖口

昔、夜中にテレビを見ていたら(たぶんNHK)、ヨーロッパのいわゆる「ええとこの子」(男子)がピアノを弾いている映像が流れていて、白いシャツ(襟のある、まあ、シャツです。ワイシャツ)の上から薄手のセーターかカーディガンを着ていたんですが、そのセーターだかカーディガンの袖口のところからシャツのカフが数ミリ出ていて、これはとてもクールだ、と思いました。以来、折を見てこっそりこれを真似たりしてみているんですが、どうもその位置に留まってくれない。引っ込んでいくんですね、シャツが。あれはどうしているんだろう。そもそもサイズが完璧なのかもしれません。

どこの国だったのかなあ。イギリスかなあ。

イギリスといえばUK、UKといえばUKですよね。


この時期のUKは、
ジョン・ウェットン(John Wetton) - vocal/bass guitar
エディ・ジョブソン(Eddie Jobson) - organ/synthesizer/piano/electric violin
テリー・ボジオ(Terry Bozzio) - drums/percussion
という3ピースですね。

この動画2曲続けての演奏で、2曲目はエディ・ジョブソンはバイオリンを弾いてるんですけど、出だしからもうたいへんなことになっています。

超かっこいいなあ、おい!

こんなに弾けなくていいけど、バイオリンはできたらすてきだろうなあと思います。でもなかなかそこには手は出ませんわな。そんな僕がいま狙っている楽器はフラットマンドリンとバンブーサックスです。後者はこんなやつです。

ザフーンってのがまあ、メーカーなんですけど、代名詞的にバンブーサックスを指しますかねこの場合。リコーダーぐらいの大きさの竹に、サックスのリードがついています。で、本物の竹じゃなくて樹脂製のやつなら1万5千円ぐらいで買えるようです(竹のものでも2万円台ですが)。運指もリコーダーに近いので、サックスなどをやったことのない僕でも気軽にできそうな気がしてきます。しかし、この「近い」というのが曲者で、いまでも時折リコーダーを吹いてる者としては、左手の小指を含めたこの「ちょっと違う部分」に慣れることができるかどうかがひっかかります。何にも似ていなくてゼロから始めるより逆に間違えるんじゃないかなみたいな。アドリブとかやろうとすると特に。

というか、バンブーサックスの動画がないかと思って探した先でまた変な(失礼)楽器を見つけてしまいましたね。この動画の右の打楽器。Hang Drumっていうのな。面白いな。ちょっと調べてみましたが今世紀になってから開発された新しい楽器だそうです。しかし、高い。でかい。高くてでかいのは、その、ちょっとちゃうねん。

鍵盤ハーモニカとかアンデス(←リンク参照、鍵盤ハーモニカのような形で音は笛、みたいな楽器)とか、リコーダーとか、マンドリンにバンブーサックスね、こういうわりと小さめの手持ちの楽器につい手を出してしまう(最初のふたつは実際買ってしまいました)あるいは出そうとしてしまう(最後のふたつは実際けっこうほしい)習性があるのは、もしかしたら僕が普段、ピアノという置いてしまったら座ってそこで弾くしかない楽器をやっているからかもしれませんね、と自分で分析してみる。まあ、値段も手ごろだったりするしね。

ただ、これらをこれから買ったところで、楽器自体の癖が強すぎていったいいつどこで使うつもりなのかが全くもって不明なのが悩むところです。

以上、ただの楽器好きの日記を廣瀬が書きました。また来週。チャオ!