追求

こんなもんが釣れてしまったらどうなってしまうのだろう。
この魚は、オヒョウという。
我が心の師、開高健先生は、これを釣り上げた。
人生の年表にそれが書いてあるのが素晴らしい。
最近専ら開高さんの本ばかり読んでいるんだけれども、釣りにしても、酒にしても、食べ物にしても、もちろん文学にしても、追求するということ、必要以上に執着するということにはとてもロマンがあると思うのだ。
僕は、そういう男の子感をしっかりと心に抱いている人が本当に好きだし、自分自身もそうありたいと思っている。
おもしろいことに貪欲でありたいと、思う。

始まりはなんでもいいと思うんだ。
例えば僕は内臓が好きなんだけども、異常なまでに好きなんだけども、昔は生レバーなんて食べたことなかった。生レバーという入り口を通過してしまったら、あとはもう転がる一方だ。ホルモンというホルモンを食べたいと思ってしまう。食べれる部位は食べてみたいし、もっというと部位の名前、見た目や味の特徴まで記憶したいと思うのだ。知りたいと思う。

釣りにしてもそう。
釣りたいし、いろんな魚と出会いたい。
レコードだって、本だってそうだ。
もっと、ヤバイものもっとヤバイものと望んでやまない。

とにかく、己のために常に移動していたいし、常に探していたい。追求しないということは人生の浪費なんじゃないかと思うほどだ。

フィッシュオンの冒頭はキングサーモンを釣ることから始まる。
しばらく開高さんの本は手放せない。
そこからまた新しい出会いがあったりするとこれまた嬉しい。

ウイスキーが、オレを呼んでいる。


いやあ、名作やなあ。
バンドのSEをこれに変えちゃったもんな。ほんま感動した。

今日のサヨナラBGMはこちら!

これもマジ名作!