自分のセンスに自信がない。


こんにちは、あだちです。
昔から、自分のあらゆるセンスに自信がありません。
最近またさらにどんどん自信がなくなってる。
考えれば考えるほど自信がなくなってくる。


僕が面白いと思うアイデア、それは
世の人にとってどれくらい面白いんだろうとよく考えます。
だから、世に出す前にスタッフに見せます。
たかだか10人ですが色んなセンスの持ち主です。
彼らが全員諸手を挙げて「めっちゃおもろい」っていうアイデアじゃないと
世にウケる気がぜんぜんしない。
たかだか10人の、しかも僕をよく知ってる人で、
(恐らく)僕に対して好意的であるだろうと思われる人間が
そのアイデアに対して
「めちゃくちゃおもろい!」
という反応を示さないものが果たして世にウケるんだろうか?


逆に
「たかだか10人だからわからない」
とも考えられます。
たまたま10人が「つまんねぇ」と言ったって
それ以外の世の全員が「すんげぇ面白い」って言うかもしれない。
ウチの10人が偏ってる可能性はゼロじゃない。


で、またまた考えるわけですよ。
世にウケている物をリサーチするのは本当に良いことだと思うし
ウケてる物に順ずるのが安パイだ。


何か誰かアイデアを出した

ウケている

どんどんウケていく

流行っている

特許を取られて真似できなくなる

すたれてくる

古い


「ウケている→どんどんウケていく」の過程を敏感に感じ取って
それに順ずるのは恐らくビジネスの定番だろう。
それが難しくて、きっとそれ自体は一つの仕事としてなりたっている。


ただ、僕はこんな仕事をしているので二番煎じになるのはイヤなのだ。
そうも言ってられないんだが、それじゃ俺がウケないのだ。
俺にまずウケないと意味がない。
でもそれが世にウケないと素人の遊びだ。ぜんぜんダメ・・・ッ!!
「たまたまウケた」もダメ。次が無い。


こんな感じで日々すごしております。


面白くない物があったとして、面と向かって「面白くない」って言うのは
とてもしんどい事だと思います。
求めても無理だ。
ぜったい言ってくれない。
イデアを出す際には、「それをみんなが面白いと思ってるか」を
敏感に汲み取る、それが唯一の「できること」なんだ。
「こんなに面白いのに、なんでウケないんだ」は、禁句。
きっと何か理由があるはず。
みんな知らないだけなのか→広報を頑張る
質が低いからなのか→良くするために頑張る
めんどうくさいからなのか→システムを見直す
イデアそのものが悪いのか→やめる
理由が見えればなんとでもなる。


最初に「自分のセンスに自信がない」と申しましたが、
僕はPAです。
バンドの音を担っておるのです。
そんなんで大丈夫ですか?
今のところだいじょうぶです。
PAはまだまだ発展途上です。
「センス」うんぬんで左右するようなレベルに達していません。
頑張ります。