ビルの間窮屈そうに落ちていく夕陽に焦る気持ち溶かしてみた

先日、とある駅で電車から降りたところ、隣の車両から降りた高校生が「フライアウェイッ!!」と叫んで走り去った。
一瞬、駅のホームに「!?」という空気が流れ、すぐに全員の視線が走り去る高校生に向けられた。

実は、「フライアウェイ」という言葉をセレクトした高校生に対し、僕は100点を差し上げたかった。
なので、追いかけていって、目をキラキラさせながら「おまえ!!おまえ今"フライウェイッ!!"って叫んだよな!?」と言ってあげようかと思ったんだけど、そうすると、恐らく"その高校生"すらも含む周囲の全員の視線が自分に向けられると思い、怖くなった僕は何事も無かったように改札へ向かったのである。